点や超平面などの配位の空間

Euclid 空間の configuration space は, 多重ループ空間の理論と関係で, ホモトピー論でも重要な研究対象であ る。もちろん, configuration space 自体や類似の空間である hyperplane arrangement は, それ自身幾何学的対象として興味深い。また, その組み合せ論的な構造が様々な分野に関係するものであり, 多くの研究者が調べている。

いくつかの点が mark された Riemann 面の moduli space は, Riemann 面の configuration space の代数幾何学版と考えることができる。

このような configuration space の一般化があると, その基本群として braid group の一般化が定義される。

物理学の観点からは, configuration space は, 多体問題を考えるための場 (Straume の[Str06] など) である。他にも物理と configuration space の関係は色々ある。例えば, Atiyah の [Ati] の lecture 1 の最後に “Mysterious links with physics” という section がある。

他にも, 様々な場面で configuration space やその一般化が登場するが, それについては次のページにまとめた。

References

[Ati]

Michael Atiyah. Edinburgh Lectures on Geometry, Analysis and Physics. arXiv: 1009.4827.

[Str06]

Eldar Straume. “A geometric study of many body systems”. In: Lobachevskii J. Math. 24 (2006), pp. 73–134. arXiv: math-ph/0609008.