位相空間が連結であるとか, 弧状連結であるとかは, 学部の位相空間論の授業で学ぶ。 ほとんどの位相空間論の教科書でも扱われていると思うので,
ここでは文献は挙げないことにする。
- 連結 (connected) および連結成分 (connected component)
- 弧状連結 (path-connected) および弧状連結成分 (path components)
更に, 基本群を勉強すると, 単連結という概念を知る。 より一般に, ホモトピー群がどこまで消えているかで定義される連結性もある。
\(0\)-連結とは弧状連結のことであり, 単連結とは, \(1\)-連結のことである。
この MathOverflow での質問では, \(\R ^{3}\setminus \Q ^{3}\) が単連結か, ということが質問されている。質問者は, \(\R ^{2}\setminus \Q ^{2}\) が弧状連結であることを知って,
1つ次元を上げたら単連結になるか疑問に思ったようである。 答えは, 単連結のようである。
他にも様々な種類の連結性が導入され使われている。例えば, 被覆空間の理論を勉強すると, 次のような連結性を使う必要に迫られる。
- 局所弧状連結 (locally path-connected)
- 半局所単連結 (semilocally simply-connected)
半局所単連結性については, Fischer, Repovs, Virk, Zastrow の [Fis+11] がある。
他に目にしたものとして, 以下のようなものがある。
- uniform-connectedness for uniform spaces [MP64]
- equiconnectedness for proximity spaces [MP64]
- extremeally disconnected [Gle58]
- homologically locally connected [Bre97]
References
-
[Bre97]
-
Glen E. Bredon. Sheaf theory. Second. Vol. 170. Graduate Texts in
Mathematics.
Springer-Verlag, New York, 1997, pp. xii+502. isbn: 0-387-94905-4.
url: https://doi.org/10.1007/978-1-4612-0647-7.
-
[Fis+11]
-
Hanspeter Fischer, Dušan Repovš, Žiga Virk, and Andreas
Zastrow. “On semilocally simply connected spaces”. In: Topology
Appl. 158.3 (2011), pp. 397–408. arXiv: 1102.0993. url:
https://doi.org/10.1016/j.topol.2010.11.017.
-
[Gle58]
-
Andrew M. Gleason. “Projective
topological spaces”. In: Illinois J. Math. 2 (1958), pp. 482–489. url:
http://projecteuclid.org/euclid.ijm/1255454110.
-
[MP64]
-
S. G. Mrówka and W. J. Pervin. “On uniform connectedness”.
In: Proc. Amer. Math. Soc. 15 (1964), pp. 446–449. url:
https://doi.org/10.2307/2034521.
|