凸多面体 が切り貼りの操作で成す commutative monoid の Grothendieck group を取ることにより scissors
congruence group が考えられているが, 他の幾何学的対象に対しても, 同様のことは考えられる。
例えば, 体 \(k\) 上の reduced separated scheme of finite type の同型類の集 合から Vakil と Wood
[VW15] 定義したものは Grothendieck group of varieties と呼ばれる。他にも algebraic stack やある種の
dg category などでも考えられている。
このように \(K_{0}\) があると, その higher algebraic \(K\)-theory 版を考えたくなる。 つまり, algebraic variety の
Grothendieck ring を \(\pi _0\) として実現する ring spectrum を作ること, である。
最初に構成されたのは Zakharevich の [Zak17] だろうか。 Assembler という構造を使って定義している。
Campbell の [Cam19] は, arXiv の番号では Zakharevich のものより前であるが, その
acknowledgements 中で Zakharevich の構成が最初である, と書いている。 Campbell は \(E_{\infty }\)-ring spectrum
として実現できることを示している。
- \(K\)-theory spectrum of algebraic varieties
そのホモトピー群を (higher) algebraic \(K\)-theory of algebraic varieties と呼びたいところであるが,
日本語では, 複数形が無いので, 「代数多様体の代数的 \(K\)理論」 となってしまい, これでは特定の algebraic variety の
vector bundle や coherent sheaf から作られる algebraic \(K\)-theory と区別が付かない。 英語でも,
まぎらわしい。もっと良い名前が無いものだろうか。
Campbell と Zakharevich は, 共著 [CZ] で CGW-category という exact category
の一般化を導入し, それを用いて定義している。
References
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[Cam19]
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Jonathan A. Campbell. “The \(K\)-theory spectrum of varieties”. In:
Trans. Amer. Math. Soc. 371.11 (2019), pp. 7845–7884. arXiv: 1505.
03136. url: https://doi.org/10.1090/tran/7648.
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[CZ]
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Jonathan A. Campbell and Inna Zakharevich. Devissage and
Localization for the Grothendieck Spectrum of Varieties. arXiv: 1811.
08014.
-
[VW15]
-
Ravi Vakil and
Melanie Matchett Wood. “Discriminants in the Grothendieck ring”.
In: Duke Math. J. 164.6 (2015), pp. 1139–1185. arXiv: 1208.3166.
url: https://doi.org/10.1215/00127094-2877184.
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[Zak17]
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Inna Zakharevich. “The annihilator of the Lefschetz motive”. In: Duke
Math. J. 166.11 (2017), pp. 1989–2022. arXiv: 1506.06200. url:
https://doi.org/10.1215/00127094-0000016X.
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