一口に双対性といっても, 様々なものがある。
位相空間やCW複体, そして spectrum に対する双対性に限っても, 様々なものがある。
代数的トポロジーにおける duality で, 最も古典的なのは, Spanier-Whitehead dual と Hilton-Eckmann
dual だろうか。
- Hilton-Eckmann duality
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Spanier-Whitehead duality [SW53; SW55]
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可微分多様体 に対する Atiyah duality [Ati61]
Hilton-Eckmann duality は, 明確に定義されたものではなく, 「何となく双対的」なものに対して使う。例えば, fibration
と cofibration とか, suspension と loop space とか, 球面と Eilenberg-Mac Lane space とか。
このように, 関手の随伴性や model category の言葉で説明できる場合もある。 あまり文献はないが, Hatcher の本 [Hat02] の
section 4.H は, Hilton-Eckmann duality に関するものである。
Spanier-Whitehead duality は, ホモロジーの Alexander duality が元になっている。その特別な場合として,
Atiyah duality がある。
その後, stable homotopy category では, 様々な duality が導入されている。
関連して, Dwyer と Greenlees と Iyengar は, [DGI06] で, トポロジーと代数における様々な双対性の比較を行なっている。
特に以下のdualityを統一的な視点で捉えることに成功している。
このような, dual object を持つ圏を扱うための枠組みも, 色々提案されている。
References
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[Ati61]
-
M. F. Atiyah. “Thom
complexes”. In: Proc. London Math. Soc. (3) 11 (1961), pp. 291–310.
url: https://doi.org/10.1112/plms/s3-11.1.291.
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[DGI06]
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W. G. Dwyer, J. P. C. Greenlees, and S. Iyengar. “Duality in algebra
and topology”.
In: Adv. Math. 200.2 (2006), pp. 357–402. arXiv: math/0510247. url:
http://dx.doi.org/10.1016/j.aim.2005.11.004.
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[Hat02]
-
Allen Hatcher. Algebraic topology. Cambridge: Cambridge University
Press, 2002, pp. xii+544. isbn: 0-521-79160-X; 0-521-79540-0.
-
[SW53]
-
E. H. Spanier and J. H. C. Whitehead. “A first approximation to
homotopy theory”. In: Proc. Nat. Acad. Sci. U. S. A. 39 (1953),
pp. 655–660.
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[SW55]
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E. H. Spanier and J. H. C. Whitehead. “Duality in homotopy theory”.
In: Mathematika 2 (1955), pp. 56–80.
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