代数的トポロジーに限らず, とりあえず誰でも知っていなければならない関数は多項式だろう。
多項式を繋ぎ合せた関数を spline という。
最も基本的なのは閉区間 \([a,b]\) 上定義された spline である。 区分的に多項式になっているということは, 定義域の分割が定まっていることになる。
通常は凸多面体のような, 組み合せ論的構造を持つ領域を定義域として考えるようである。
トポロジーとの関係では, torus の作用を持つ多様体の equivariant cohomology を調べるとき, GKM theory
として現れる。 また超平面配置とも関係がある。Schenck の [Sch] や DiPasquale の [DiP] など。 これらのことについては,
Tymoczko の幾何学とトポロジーのための spline の解説 [Tym] を見るとよい。
他に興味深い関数の例として以下のものがある。
References
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[DiP]
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Michael DiPasquale. Generalized Splines and Graphic Arrangements.
arXiv: 1606.03091.
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[Sch]
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Hal Schenck. Splines on the Alfeld split of a simplex and type A root
systems. arXiv: 1402.6924.
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[Tym]
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Julianna Tymoczko. Splines in geometry and topology. arXiv:
1511.07555.
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