このウェブサイトの元になったサイトは, 長年研究室のサーバで運用してきましたが, 安定的に運用するために, 2021年6月にレンタルサーバに移行しました。
研究室のサーバに用いていた名前になるべく近くなるように, pantodon.jp のドメインも取得しました。 運用は安定するようになりましたが,
その代り, 維持管理のための費用が発生するようになったため, クラウドファンディングで, 維持管理費を確保することを思い付きました。
クラウドファンディングは, 面白い製品を開発するためのもの, というイメージを持っていたのですが, 信州大学の同僚が,
クラウドファンディングで研究資金を獲得することに成功したことから, academist という, 学術系のクラウドファンディングがあることを知り,
応募することにしました。
これまで, academist 社によるクラウドファンディングでは, ほとんどが研究資金獲得のプロジェクトで,
ウェブサイトの維持管理費確保を目指したものは初めてだったようですが, 幸いプロジェクトとして認めていただき, 2022年1月14日10:00
にプロジェクトがスタートすることになりました。 以下のプロジェクトページをご覧下さい。
支援していただいた方へのリターンは, 以下のものでした:
- 運営会議に参加する権利
- 勉強会やネタを発掘する会などに参加する権利
- このサイトへの名前の掲載
2022年3月24日に支援募集期間が終了しましたが, 目標金額200,000円に対し, 105人の方から, 総額717,499円のご支援をいただきました。
支援していただいた方々に深く感謝いたします。
1 目的
目的の第一は, もちろん, ウェブサイトの運営資金確保ですが, もう一つの目的は, このサイトをハブとして, 数学に興味を持つ人の間で,
有機的な繋がりを作っていくことです。
これまでも, このサイトが切っ掛けとなり, 研究集会を開いたりしたこともあったのですが, これからは, クラウドファンディングで獲得した資金を活用し,
様々な活動を行なっていこうと思っています。 例えば, 次のようなことを考えています:
- 専門家に質問する会
一つのテーマを決め, その専門家を招いて, 参加者が聞きたいことを質問する, というような形式の勉強会を開けると,
面白いのではないかと思っています。
通常の研究会や勉強会では, 話す人が話したいことと, 聞く人が聞きたいことが, かなりずれていると思うので,
それを解消するアイデアの一つです。
- 研究のネタを発掘する会
このサイトを見て, 異なる分野の新しい繋りに気がつく人がいるかもしれません。 そのようなネタを集めて議論する会を開くと,
新しい研究テーマが発掘できるかもしれません。
- Tao 達が行なっている polymath project のようなこと
オンラインで共同研究をする仕組みとして, 10年以上前から Terrence Tao さん達が行なっている polymath
project がありますが, 「ネタを発掘する会」で新しい研究テーマが見付かったら, そのとき議論した人達で polymath
のような形で研究を進めると, 面白いと思います。
- \(\cdots \)
これらは, とりあえずオンラインで行なうつもりですが, 将来は対面で行なうことも考えています。
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